学術集会会長挨拶
日本医療マネジメント学会第24回神奈川県支部学術集会
学術集会会長 髙橋 寛(昭和大学藤が丘病院 院長)
日本医療マネジメント学会第24回神奈川県支部学術集会の会長を担当いたします昭和大学藤が丘病院院長の髙橋寛です。本学術集会は2025年3月8日(土曜日)に横浜市開港記念会館にて開催いたします。横浜市開港記念会館は横浜港開港50周年記念事業として1917年(大正6年)に完成しました。関東大震災時に全焼しましたが、1927年(昭和2年)に初期の建築を復元した状態で再建された。1989年(平成元年)国の重要文化財に指定に指定された由緒ある建物です。時計塔の高さは約36mで、「ジャックの塔」の愛称で親しまれており。神奈川県庁本庁舎(キングの本塔)、横浜税関本関庁舎(クイーンの塔)と共に「横浜三塔」の一つに数えられています。この様な歴史的施設にて学術集会を開催できることは大変光栄であり楽しみにしております。
今回の学術集会のメインテーマは「医療改革はどこまで達成できたか?」としました。2024年の医療体制の改革より一年を経て、医療の現場ではどのように医療改革が行われたかを検証することは意義のあることと考えます。医師の働き方改革では救急医療での問題点はじめ多くの課題があると思われます。さらに医療DXの推進、診断面ではAIの導入、医療機関におけるサイバーセキュリティ対策などの医療の将来に関わる問題について皆様と活発に議論したいと思います。
学術集会参加者は、約300名を予定しています。職種は、医師、看護師から薬剤師、理学療法士、作業療法士、放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、医療事務職まで多岐にわたります。シンポジウム、特別講演以外にも、一般演題、ランチョンセミナー、企業展示などを企画します。
ポストコロナも含めた感染対策や医療安全に関する演題、地域医療連携に関する演題など、医療マネジメントに関わる発表など多くの参加をお願い致します。一人でも多くのご参加により意義のある学術集会にしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
2024年7月吉日